仮想社会での匿名の魅力と危うさ
米国で、「ネットワーク記者」の組織化が進んでいます。
パソコン通信大手のデルファイは専属記者を20人採用し、会員向けにニュース送信を開始しました。
「ウィンドウズ95」の発表日には消費者の声を集めて、すばやくネット上に送信。
ネット記者はいずれもジャーナリズム経験者。
編集者には「ロンドン・サンデー・タイムズ」紙や「ウォールストリート・ジャーナル」紙などからベテランを引き抜きました。
ソフトウエア業界の巨人、マイクロソフトも独自のパソコン通信ネットを開設したのに併せて、専属記者によるニュース部門をつくりました。
日本では意外なところにネット記者が生まれています。
都内に住むある若者(25)がパソコンネットワークを使ってマッキントッシュに関する店頭価格情報を流し始めたのは94年の夏。
高校生の時から秋葉原巡りをしていた彼はフォーラム(パソコン上の情報交換の場)にコンピューター本体やソフト、周辺機器の価格情報を送っていました。